「歌ってみたを始めたいけど、MIX師さんにお願いするのが怖い…」
「依頼したのはいいけど、具体的なイメージが伝えられなくて妥協した作品になってしまう…」
「そもそもMIXって何をするものなのかがわからない…」
「DAWって何………」
私もそうでした。どうもみそ汗です。
今回は、歌ってみたのMIXを超簡単に解説していきたいと思います。
プロの方からすると間違っているなどのご意見もあると思いますが、そこは参考程度として考えていただければと思います。
この記事のターゲットは、
・MIXって何なのかが全くわからない
・MIXに興味がある
・暇
などの方のための記事になっております。
ゆっくり咀嚼しながらお読みください。
いつも通り Studio One 4 Prime を使用しての解説になります。
スタワンのDL方法記事 → こちら
スタワンの録音方法 → こちら
スタワンの簡単な操作説明 → こちら
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解説動画
エディット編
MIX編
使用エフェクトを簡単に紹介
すっごい簡単ご説明。
「そうなんだ~」くらいで見てください。
Ampire

ギター・ベースアンプのシュミレートです。
歌ってみたでは使わないでしょう。
Beat Delay

動画でも使用しました。
山びこ・反響エフェクトです。
Cross delay
左右にパンを振って山びこしたりできます。
Beats
山びこのタイミングを調節できます。
Feedback
どれだけ山びこさせるかを調節できます。
強弱みたいなものです。
Width
音の広がり(ステレオ感)を調節します。
Low Cut / High Cut
EQ機能です。
そのままハイカット、ローカットです。
Mix
原音との混ざり具合の調節ができます。
Channel Strip

動画でも使用しました。
コンプレッサーとEQの複合技です。
LC(赤の丸)
ローカットです。
Freq(フリークエンシー)はカットする値を決めるつまみです。
Compress / Expand
音を均一化(基準に応じて音を大きくしたり小さくしたり)。
小さすぎる音をさらに小さくしたりです。
調節が難しいので、いろいろ弄ってみたら楽しいです。
Low / Mid / High (黄・緑・青の丸)
Low / High は選択帯域の前後を上げ下げできます。
Mid は選択帯域の周辺を上げ下げできます。
下のつまみは対応のフリークエンシーです。
Adapt Q
EQが影響を及ばす幅を変えることができます。
Gain
音量を調節します。
Auto を押すと自動調節されます。
Chorus

コーラスエフェクトです。
コーラストラックに使うことがあります。
Delay / Spacing
エフェクトがどのくらい遅れて鳴るかを設定できます。
Mode
コーラスとダブリングを選択できます。
聞き心地で判断しましょう。
LFO Speed / Width
変化する速さと広がりを決められます。
Voices
タイプを変更できます。
Depth
原音との混ざり具合を調節します。
Stereo Width
エフェクトの広がりを調節できます。
Flanger

飛び道具的な使い方ができます。
使ってみたほうが早いです。
今までのエフェクトの使い方とはあまり変わらないです。
Mixverb

リバーブ(いわゆるエコー)です。
空間の支配者になれます。
Pre
どのくらい遅らせてエフェクトをかけるかを決めます。
距離感を設定するのに使用すると思います。
Size
空間の広さを調節できます。
Damp
どのくらい残響させるかの調節。
Gate
小さい要らない音を切る設定をします。
Thresh で音量の基準を、Release で反応してから元の音量になるまでの時間背設定。
そんなにいじらなくて大丈夫だと思います。
Width
音の広がり(ステレオ感)を調節します。
MIX
原音との混ざり具合を調節できます。
FXチャンネルにインサートする場合は100%でおk。
Phaser

飛び道具です。
使ってみてください。
RedlightDist

ディストーションといって、ラジオボイスを作ったりできます。
結構使うことが多いと思います。
In
インプットゲインです。
入力音量を調節できます。
Distortion
ディストーションの設定を変えることで調節可能です。
荒い感じの音になります。
Low / High Ferq
ロー・ハイカットです。
Drive
ディストーションと似たような感じです。
両方弄って確かめてみてください。
Out
アウトプットゲインです。
出力音を調節します。
Stages
その下のシュミュレートに対応した段階で音に変化をもたらします。
1,2,3 の順番で荒々しくなります。
Mix
原音との混ざり具合を調節します。
Tuner

チューナーです。
音程がみれます。
こんな具合になってます。
いっぱいありますが、使ったらおそらくわかってきます。
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FXチャンネルとは
一般的には、「センド」「AUX」と呼ばれたりします。
この機能を利用しなければいけない理由をご説明いたします。
インサートの仕組み
インサートでエフェクトを追加することをまず先にご説明します。
録音した音源にインサートでリバーブを追加することを図で説明すると、

このような形になります。
文章で説明すると、
元音源 + リバーブ = リバーブが混ざった音源
先ほどエフェクトの説明をした際に出てきた、「MIX」のつまみで原音との混ざり具合を調節する形になります。
つまり、元音源とリバーブが混合した音源になります。
これだけではFXチャンネルを使う理由に繋がってこないので、これはこれで理解してください。
基本的には、EQなどで処理するのと何も変わりはない状態です。
FXチャンネルの仕組み
FXチャンネルの仕組みも図でご説明しますと、

元音源 + リバーブ = 元音源とその音をもとにしたリバーブ
といった形になります。
つまり、FXチャンネルを追加したトラックの音にそのトラックにリバーブなどをインサートした音を送る。
ちょっと図の状況は変かもしれませんねw
直接インサート
トラックの音 + インサートしたエフェクト
インサートしたFXチャンネルをトラックに追加
トラックの音 + (トラックの音 + FXチャンネルにインサートした音)
といったまとめ方になります。
利点
直接インサート場合は、元音源がリバーブによって変化します。
一方 FXチャンネルを使った場合は、元音源をもとにしたリバーブを付与しているだけなので、元音源に変化はなく音源自体のMIXバランスが崩れる恐れもありません。
それだけなのですが、結構重要だと思っています。
前者は空間そのものにする行為で後者は空間を付与する行為。
説明がとてもしにくいので、ご自身でいじってみて理解を深めてみてください(投げやり)。
リバーブの使い方は空間を作るだけではないので、インサートするケースもあります。
あくまでも空間づくりのための方法の説明でした。
まとめ
とにかくMIXしてみましょう。
ただそれだけの記事と動画でした。
楽しい楽しい沼が広がっているので、みんなでダイビングしましょう。
お疲れ様でした。