歌ってみたのMIXをしてみよう!! ~ MIX 編 ② ~

歌ってみたのMIXをしてみよう!! ~ MIX 編 ② ~

 

 

今回も見ていただきありがとうございます!!

前々回のEdit編は → こちら

前回の①を見ていない方は→ こちら

 

今回は各種エフェクトやDAW機能を交えながら、さらに深いった話になっていくと思いますので、少々長くなってしまうと思うのですがいつものようにのんびりと見て、そして実践してみてください!!

 

 

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SEND、AUX、FXチャンネル

 

 

以前動画でもお話しさせていただいたのですが、リバーブなどの空間系のエフェクトは基本的にFXチャンネル(Studio Oneの場合)を作ってそこから音を送ります。

 

簡単な内容は別記事でご紹介しています。

超初心者用!!簡単にできる歌ってみたMIX法!!

 

 

FXチャンネルで作った音は、センドで挿入したトラックを複製してその音源に空間等を付加するようなものです。
これは実際に行ってみて確認していただく方が良いかと思います。

一応簡単に再度ご説明すると、インサートでリバーブを挿入した場合そのトラックの音がリバーブになります。そのための dry/wet,mix(%)です。通常のEQなどと使い方は同じなので、そういった想像をしていただけるとわかりやすいと思います。

ではFXチャンネルはというと、通常の音にリバーブ化した音源を加えるといった感じです。

 

前者は、【リバーブがかかった音源】 
後者は、【通常の音源+リバーブ】 

 

みたいな感じです。

どちらもリバーブをかけていることには変わりないのですが、後者は同じ設定の物(リバーブ)を他のトラックにも使用可能なので、mainパートが複数存在している場合などにも便利(PC負荷が軽い)かと思います。

小学校の頃などの理科の授業で豆電球を光らせる実験を行ったと思うんですが、直列繋ぎ⇒前者 並列繋ぎ⇒後者 といった感じかと思います。
エフェクトのかかり具合の説明としては全然違う気もするのですが、要はイメージの問題なので「並列で接続したほうがいいんだなぁ…」といったふんわりとした形で受け止めてください!

わかりにくい!説明しにくい!

ご自身の耳で確認してください。

 

 

 

DAWのソングファイルを立ち上げた時点でこの6個のプリセットが出てくるように設定しています。最近はhallとroomを使うことが減ってきたのと、設定も変わっていくので新規で普通にソングファイルを開くことが多くなってきましたが、用意しておくとわかりやすくていいと思います。

 

 

リバーブ

 

 

リバーブの設定は人それぞれかと思うのですが、一応私のやり方や設定は以下の通りです。

 

 

右:Waves TrueVerb

 

1.EQ→Reverbの順番でインサートし、EQは気持ち多めにローカットしておく

2.Room Size や Distance 等の反響や距離感を最小にして、Pre Delay を調節する

3.Room Size や Distance を調整し、Decay Time を調整する

4.前に挿したEQを調節し、リバーブを微調整

 

こんな感じの手順で組み立てています。
基本的にはプレートリバーブを意識してるつもりですが、実音をしっかり聞いたことがないので何となくでも大丈夫かと思います。

 

気を付けている点としては、

・楽曲の空間を感じる
・なんか気持ちのいい感じを探す

といった点です。

 

全くわからないときのコツ

 

Pre Delay ⇒声が返ってくるまでの時間
Decay Time ⇒残響時間(伸ばす量)
Room Size ⇒反響具合

上記を頭に入れておくだけでちょっと変わります。

 

各種設定のコツとして、BPMを基準に設定すると良い感じになったりします。私もよくやります。

 

 Pre Delay
 Main:BPM×(1/10,1/4,1/2,)<50ms
 Chorus:BPM×(1/10,1/4,1/2,1)>35ms
 【Main:BPM120→12.0,30.0等 Chorus:BPM120→60.0等】

 Decay Time
 BPM×(1/2,1,1,2,3)×1/100
 【BPM120→0.6,1.2,2.4,3.6等】

 Room Size
 BPMとか関係なくもうセンス

 

試してみてください。

 

 

ディレイ

 

 

ディレイも同じような感じで設定していきます。

 

 

Waves H-Delay

 

1.EQ→Delay の順番でインサートする

2.EQはリバーブと同設定で◎

3.Delay Time を設定

4.場合によってフィルターを設定

 

こんな感じにしています。

 

PING PONG(ピンポンディレイ)はChorusトラック用に作ります。
MAINのDelay Timeは1/4,1/8くらいで、Chorusのピンポンは1/16とかにしています。
とにかく広がりを出せたらなぁと思って使用している感じです。

 

 

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Busトラック

 

 

私としてはかなり重要な項目です。

このトラックを作成するメリットとしては、コラボなどの際の音の雰囲気をまとめることができることがまず挙げられるかと思います。
トラック一個だけではなく、各パートや同じエフェクトを使用するであろうトラックをまとめる時にも使います。

私は各トラックの処理が終わった後にBUSに送って、そこで全部のトラックをまとめてさらに処理してからマスターへ送ります。

バスコンプ・EQ・サチュレーション系 などを挿入することが多いです。
本当に最終段のまとめ上げの作業ですね。

バスコンプを使用した際のGR(ゲインリダクション)は、-3dBも潰さないことが多いです。色付け程度のコンプレッサーで、その楽曲に合わせてMIXした各トラックをまとめてさらに色付けし、各トラックがばらけて聞こえないようにする感じです。

EQもほぼコンプ後などの微調整で、多く削っても-2dBくらいですね。盛ることも稀にあります。

 

 

Studio One バストラック(チャンネル)の作り方

 

 

1.各トラックを「Shiftキー」または「Ctrlキー」を押しながら複数選択

2.右クリックして「選択されているチャンネルのバスを追加」を選択

3.選択したトラックがバスチャンネルに入る

4.バストラックにわかりやすい名前や色を付ける

 

 

トラックの上から二段目に「VO BUS」と書いてあるのがバストラックに送っているトラックになります。この二段目の名前は、どこに音を送るか(Output)を表していて、初期設定は「メイン」になっていると思います。この場合は、『マスタートラックに音を送っていますよ~』という意味になっています。「マスタートラック」というのは音源の最終段です。ここに送られた音をいつも聞いています。

ちなみにバストラックの名前も他のトラックと同じように、名前の部分をダブルクリックすれば変更できまし、バストラックのMIX画面の上の部分からバストラックに送るトラックを選択することもできます。

 

 

インサートプラグイン

 

 

私がインサートすることが多いプラグインはこちらです。

 

 

 

Tape:質感の色付け(サチュレーション)
 →マスタリング後オケの場合にバストラックに挿入します。オケと質感を合わせてます。

SSLComp:ダイナミクスや雰囲気の統一
 →GR(つぶし具合)を-3dB程度に調整。マスタリング後音源の場合はアタック早めにして潰し気味にしてます。

Neutron 3:EQ、微調整
 →コンプでメインもコーラスもまとめたので、余計な部分を削ったり盛ったりします。ちょっとしか動かしません。

 

基本的には、バスコンプとEQだけで良いと思います。
iZotopeさんのNectar 3にも全部入っているので、オススメです。

 

 

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マスタリング

 

 

歌ってみたに関しては特に気にしなくてもいいと思います。
現状、ストリーミング系ではラウドネスノーマライゼーションが当たり前になっているので、軽くリミッターを挿して終わりでいいかなって思っています。

一応いつもはこんな感じです。

 

 

iZotope Ozone 8

 

True Peak Limiter を使って、mode選択して、Ditherをonにして、Thresholdをある程度下げたら終わりです。

DetherはBit Depthの変更時などにいい感じに作用するので、スタワン内のDitherを使わずにプラグインのものを使用しています。

マスタリング後オケでしたら、マキシマイザーでもいいと思います。

 

あとは、前述で紹介したサチュレーションを前に挿したり、コンプを挿したりしますがOzoneでもできるのであまり深くは考えていません。

いわゆる音圧を上げると見えてくる修正点などがあるので、再度MIXに戻って作業することもよくあります。

 

 

書き出し

 

 

書き出し時の設定は、「wav、48kHz、16bit」にしています。
Youtubeもニコ動も動画投稿時に大体この仕様になるようなので、いつもこんな感じです。

ちなみに録音時も作業時もこの設定かこれ以上にしています。サンプルレート云々は歌ってみたではそんなに重視されていない気がするので、深いって勉強してみたい人はご自身で色々調べたほうが良いと思います。

あとは、本家動画を使用させていただく場合はエンコード時に配布音源と動画の頭がずれているケースが多いので、書き出す前にDAWに動画を入れてオーディオトラックに追加して調節してから書き出すようにしています。

めんどくさい処理は大体この辺で終わらせるのが後々楽になりますよってお話です。

 

 

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エンコード

 

 

エンコードはAviUtlというソフトが有名ですが、iPhoneなどに初めから入っているiMovieなどでも可能です。

PCだとAviUtlが無料なので使いやすいと思うのですが、導入時に躓くことが多い気がします。が、私はそんなに詳しくないので、専用のサイトで一から調べたほうが良いと思います。歌ってみたのエンコードするだけでなく、動画作成なども行える大変優秀なソフトですので、是非導入を検討してみてください。

 

AviUtl専用サイト

AviUtl使い方など

 

 

まとめ

 

 

今回を簡潔にまとめると、

 

・SEND、AUX、FXチェンネル経由で空間を作ろう

・バストラックでまとまりを作ろう

・MIXがうまくいっていたら音量上げるだけで何とかなるから、マスタリングはそんなに深く考えなくても大丈夫

・エンコードがめんどくさかったら他の人に任せよう

 

といった感じです。

 

私はこんな感じでいつも作業させていただいてます。
難しいことは本当に何もやってません。
基本的に音量バランスや素音源で8割方作品の良し悪しが決まってきますので、深く考えることはそんなに多くないイメージです。

MIXをすると素敵に見せられるかもしれませんが、別に魔法をかけているわけじゃないです。特に歌ってみたは、元々ある楽曲に対してあたかもそこにずっといたように思わせる作業だと思っています。

なので、是非軽い気持ちで挑戦していただけたらと思います。
ご自身のイメージするものを完璧に再現できる可能性が一番高いのは、あなた自身だと思うからです。

 

今回色んなプラグインをご紹介させていただいたと思うのですが、正直付属の物にも同じような機能の物がついていると思いますので、付属でついてくるプラグインを使ってみて満足いかなかったら他のプラグインを検討してみるといいと思います。

欲しかったら買っちゃうのが一番ですけどね。

ステマじゃないですが、マスタリング以外は「iZotope Nectar 3」で全て完結します。EQやコンプだけでなく、リバーブやディレイ、サチュレーションも付いていますし、簡易的なピッチ補正もできます。ケロケロもできます。初心者問わずおすすめのプラグインです。

セールを行うことも多いので狙ってみてもいいと思います。

 

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NectarやNeutron,OzoneやRX7などといった超使いやすいプラグイン全部入りもあります。
こっちの方が安くなることもあります。

 

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サウンドハウスなどの外のサイトの方が安かったりもするので、チェックしてみてください。
私はiZotopeさんを使わないときがないってくらいに愛用しているので、本当にオススメのプラグインです。
AIが勝手にMIXをしてくれる機能もついてますが、意外にも微妙な結果なときの方が多きがするのでそっちはあまり期待しないほうがいいと思います。

あとのプラグインは大体Wavesさんです。

 

プラグイン紹介記事にするつもりはなかったのですが、あまりにも説明しなければいけないプラグインが多過ぎたので、一応紹介させていただきました。

 

 

いつも通り長くなってしまい申し訳ありません。
色々書きましたが結局経験に勝るものはありません。

以前Audacityの記事を書いたことがありますが、DAWを新しく使用するよりも慣れたソフトで録音したほうがうまくいくし早く出来上がるということもあります。

結局は皆さんが手を動かして耳で聞かないと作品は絶対に出来上がりません。私のブログの更新が遅かったように…

最初はマネからでいいので、まったく同じように試してみてください。
そこから自分なりに改良していったり、他の方のマネをしてみたり、色々工夫をしてみてください。私もそうしてきましたし、今でもそうです。

今回の記事で、少しでも皆さんの歌ってみたライフがより良いものになるお手伝いができたのならとてもうれしい限りです。

私も少しずつ頑張っていきますので、一緒に頑張りましょう。

 

 

お疲れ様です。

 

 

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